#広場恐怖症 2
救急搬送先の病院から帰る事になった私は、不安感から過呼吸の症状がおさまらず、おさまったかと思うとまた襲われ、それを繰り返し、とても電車に乗って帰るなんて出来ない(たった二駅なのに)と思い、病院からタクシーに乗ったのですが、そのタクシーの中でも過呼吸に襲われ続け、やっとの思いで帰宅をしました。
それから、とにかく自分に何が起きているのか分からなくて、不安で不安で、当時結婚したばかりの夫に電話が繋がらなかったため、実家の母親に連絡すると
『そんなの気のせいよ。疲れたんじゃない?暑さからかも。』と全く理解されず、途方に暮れました。
そして、辺りが暗くなって、誰もいない家の中で不安が増大し、また再び大きな発作の波に襲われました。
理由が分からず、さらに過呼吸の症状も知らないと、もう頭の中は『私、死ぬ!?』しか無いので、今思えば大したことではないのですが、その時の私は、迷わず救急車を呼んでしまいました。